メンタルヘルス・心理学
2011年07月16日

運と幸運の違い

 

自分らしく生きるための心理学講座44

ハッピー八ちゃんの幸せを呼ぶ法則18

Good Luckより

運と幸運の違い

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それは54年ぶりの運命の出会いだった。

公園のベンチで幼なじみにジムと隣り合わせたマックスは、

仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた友人に、

祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語った。

 

マックスは、黙ったままのジムを見て言った。

「運と幸運は、まったく別のもんなんだ。運は確かにそうそう巡って

くるものではないし、巡ってきてもすぐに離れていってしまう。宝くじ

を当てた人の9割は、10年以内にすっかり元の暮らしに戻ってしまう

のを知ってるかい?でも、幸運は誰でも自分の手で作り出すことが

できるんだ。そして、手にした人に必ず幸せを運んでくれる。本物の

幸せをね。だから幸運と呼ばれているんだよ。」

 

物語は、二人の騎士が、魅惑の森に7日後に生えるという魔法のクロー

バーを探す旅を通して、運と幸運の違いが示されている。

 

  • 誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。

2.運は、呼びこむことも引き留めることもできない。

幸運は、自らの手で作り出せば、永遠に尽きることはない。

3.幸運が訪れないからには、訪れないだけの理由がある。

幸運をつかむためには、自ら下ごしらえをする必要がある。

  • 欲するばかりでは幸運は手に入らない。

幸運を呼びこむひとつのカギは、人に手をさしのべられる広い心。

  • 下ごしらえを先延ばしにしてしまえば、幸運は絶対に訪れてはくれない。

どんなに大変でも、今日できることは今日してしまうこと。

  • 自分の知っていることがすべてとは限らない。

幸運をつかむには、あらゆる可能性に目を向けなくてはならない。

  • 偶然しか信じぬものは、下ごしらえをする者を笑う。

下ごしらえする者は、何も気にしなくていい。

  • 幸運をエサにするような人は信じないこと。

幸運は売り物でも、道具でもないのだから。

  • できることをすべてやったら、焦らず、あきらめぬこと。

自分には必ず幸運が訪れると信じ、甘い言葉には耳を貸さぬこと。

10.幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。

   だがチャンスを得るには、運も偶然も必要ない。

   それはいつでもそこにあるものだから。

11.幸運を作るというのは、つまり、条件を自ら作ることである。

12.幸運の下ごしらえは、自分にしかできない。

   幸運の下ごしらえは、今すぐ始めることができる。

13.幸運のストーリーは・・・・、絶対に偶然には訪れない。

 

マックスが立ち去った後、ジムは

「幸運は、自分の手でつかむことができるんだ」と・・・・

 

あとがき

 この本を書くのに

 八時間しかかからなかった。

 

 だが、

 この本を考えるのには

 三年もの月日がかかった。

 

 人はもしかしたら

 「たった八時間か」と思うかもしれない。

 

 だがもしかしたら、

 「三年もかかったのか」と思うかもしれない。

 

 前者は、

 運の訪れを待つ者たちのこと。

 

 後者は、

 幸運への下ごしらえを

 できる者たちのこと。

 

グッドラック

著者 フレックス・ロビラ

   フェルナンド・トリアス・デ・ベス

訳者 垣内 志文

発行 ポプラ社

 

※30分もあれば読める本です。

 アリスのテラスで摘みたてのハーブティーを飲みながら読んでみてください。

 お貸しします。ご遠慮なくお申し付けください。

 

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー 八濱 雅彦

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